暖かい日が続いている清里高原から、来月開催する「季節のガイドウォーク」のフィールドの様子をお伝えします。

まずは車でまきば公園へ。
途中、赤い橋を通過しますが、ここが絶景ポイントです。
広い駐車場もありますので、ガイドウォークの前か後にぜひ立ち寄ってみてください。

そして出発地点のまきば公園。
雪を抱いた八ヶ岳の岩峰がきれいです。
空気が澄んでいれば反対側には富士山や南アルプスの峰々が見渡せるのですが、今日は春霞がかかっていて見ることができませんでした。

ハイキングスタートするとすぐに森に入ります。
トレイルは一部こんな風に笹がかぶっていますので長ズボン、長袖、ソックスも足首をしっかりカバーするものの着用が基本となります。

春先や雨の後はトレイルがぬかるんでいることもあります。
スニーカーなどでの参加も大丈夫ですが、多少靴が汚れることはご了承ください。
また、有料ですが、レンタルのトレッキングシューズもありますのでご利用いただくことも可能です。

15分〜20分ほど歩くと展望地に到着です。
ベンチに座って八ヶ岳を眺めながらしばし休憩。
高原の風が心地よく吹いていました。

展望地からも、森の中を緩い登りが続きます。
左に見えている白い木は高原の女王・シラカバの木です。
ただ歩いていると気付かない、樹々の営みを私たちガイドがご案内します。
樹々のことを知る、ということは彼らの声に耳を傾けることにつながるのです。

木の根が出ていたりしてこんな段差ができていることもありますが、基本的には歩きやすいハイキング道です。

写真の奥に黒々とした存在感を示しているのはツガです。亜高山帯の代表的な針葉樹のひとつで、樹齢数百年を数える大木も日本各地にあります。

 

そして牧草地に到着。
今日は霞んでいますが、これはこれで水墨画のようできれいですね。
森から出て、汗ばんだ体を高原の風が心地よく冷やしてくれます。
登りもここまでです。
あとは緩やかな下りを歩いて行きます。

八ヶ岳の権現岳が近くに見えて来ました。
山頂には鉄の剣が立っている、修験道によって開かれた山です。
岩の荒々しさが修行者を駆り立てたのでしょうね。

風景はきれいなのですが、足下にも注意が必要です。
転がっている石に乗ってしまうと転倒の危険があり、また左右に牧場のための有刺鉄線があるので、これに触れるのも危険です。

眼下に広がる牧草地に点在しているのがヤマナシの木です。
まだまだ冬の装いですが、しっかりと芽吹きの準備もしています。

こちらが清里のシンボルツリー・ヤマナシの木です。
樹形がとてもきれいで、花が咲くと、全体が薄い緑がかった白に輝いているように見えるのです。
今日は霞んでいますが、草原の向うに南アルプスが見えます。

ここからは牧場の作業道を歩きます。
簡易舗装されているので、不整地歩きで疲れた足には優しいです。

こちらはダケカンバ。
樹皮の色がとても美しく、僕が大好きな樹です。
亜高山帯にしかない落葉広葉樹です。

道ばたにこんなドライフラワーが。
ただ歩いていると見過ごしてしまうでしょうね。
セイヨウノコギリソウの花がそのままドライフラワーになったものです。

ダケカンバの美しい枝ぶりと樹皮の色が八ヶ岳ブルーに映えています。

ここまで来ると、そろそろ高原のハイキングも終了です。

ぐるりと一周するコースで距離は約3km。
登りもありますが、急ではないのでゆっくり歩けばハイキング初心者の方でも大丈夫です。

「季節のガイドウォーク〜清里のシンボル・ヤマナシの花を見に行く」
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