今日は午後からフィールドワークに出かけました。

中々雪が降らない冬ですが、こんな時にこそ味わえる冬の楽しみ方もあることをご存知ですか?

確かに灰褐色の冬枯れの風景を見ているとすべてがモノトーンに覆われ、野鳥の姿も見えない時などは命の気配さえ感じない程です。
でもそんな森や川べりにも確実に命は息づいていて、しっかりと来るべき春に向けて準備を整えているのです。

またたったひと夏にその短い命を燃やした草花の花殻も、その色褪せた立ち姿の中にモノクロームの夏の記憶を留めているかのようにひそやかに揺れていました。「枯れ木も山のにぎわい」ともいいますが、これもかけがえの無いひとつの冬の風景です。

今日出会ったそんな冬の息づかいのような被写体を幾つか切り取ってみました。

ダンコウバイの冬芽が目一杯膨らんで氷点下の冬を乗り切ろうとしています。

この冬の低温で流れの飛沫が凍って美しいオブジェを形づくっていました。

誰かの夢の種を孕んでいたかもしれないウバユリの花殻。何かの食虫植物にも似ていますね。

宮司の滝。青みを帯びた冬の流れもこれはこれで見事です。

アブラチャンの冬芽。ダンコウバイに比べると随分小さいです。

いぶし銀の輝き、白樺の樹皮。遠くシベリアや北欧の白夜を思わせます。

ウラジロモミの気孔線も白を際立たせ、艶やかな表面は真珠のネックレスを思わせる光の粒子をまとっています。

今日の大発見!この樹がここにもあったなんて。

確たる証拠です。

何かのさなぎに似たシデの枯葉。精妙な造形です。

シラネセンキュウかなにかのセリ科の花殻。化石になった線香花火。

ボタンズルの種はどんな時でも写真映えする被写体のひとつ。まさに冬の華。