今日はトレッキングコースの草刈日。以前から気になっていた川俣渓谷の周遊コース上の二ヶ所を徹底して刈ってきました。

生憎日曜日なので吐竜の滝の駐車場は午前中から満車状態。前後の路肩も縦列の車で塞がれているので、仕方なくかなり先まで移動してようやく駐車できました。吐竜の滝までは行き交う人も多く、場違いな仮払い機など担いでいると怪訝な顔をする方もいますが、中にはご苦労様です、などと挨拶してくださる方もいて、どちらにせよあまり居心地のいいものではありません。日を選ぶべきだったかな。

見物客でごった返す吐竜の滝を過ぎると、嘘のように人通りは絶え、これなら安全に作業できそうとほっと一息、早速作業に取りかかりました。

まずは笹が生い茂る緩斜面の仮払い。事前に記録のための作業前、作業後の写真撮影を行ないます。遊歩道のある場所が県有地なので、報告書の提出が必要なのです。その後笹に覆われて足元も見えないぐらいのコースの少し手前から丁寧に刈ってゆきます。一通り刈り終わると今度は枝が邪魔なブッシュの整理。太いものは剪定用のノコギリで、細いものは剪定鋏で処理してゆきます。距離にすれば30mぐらいのものですが、これだけの作業で約40分。たっぷり汗をかかされました。

次は一旦急斜面を登って県営の牧場沿いの遊歩道区間へ移動します。ここは渓谷の縁にあたり、路面も平坦で林間の気持ちのいいコースですが一部開けた場所に蓬の猛烈なブッシュがあり通るのが怖い程茂っています。先日も雨の中ここをご案内しましたが、歩いて頂くのが気の毒な程両側からの茂みの露で濡れてしまいました。

蓬も生長すると人の背丈程にもなるので、その茎の固さも手伝って仮払いには手強い相手です。それでもチップソーの威力には勝てず、苦闘30分程で何とか人が並んで歩けるくらいの通路を作ることができました。

今月初めに登山のガイドで、ある山小屋へ泊まった際、栂海新道の管理をされている登山グループと同宿しました。その方達がお揃いで着ていたTシャツの胸に大きく「ヤブ刈り一筋!」の文字がラフな毛筆文字でプリントされていたのが異様に印象に残りました。こまめに刈ることができる畑とは異なり、一年に一度が精一杯の山中の登山道や遊歩道の草刈はまさに「ヤブ刈り」。それなりの覚悟と気合いが必要なハードワークです。

笹に覆われたかすかな踏み跡も。

はっきり分かるようになりました。

ヤマブドウとサンショウの木が織りなす、蔓が垂れ下がったトンネルも。

すっきりと見通せるようになりました。

そして最難関の蓬の原っぱ。

ようやく道が付きました。これで暫くは安心ですね。